高1英語攻略ガイド:勉強法とコツを徹底解説!!やるべきことは3つだけ!?

大学受験で成功するために高1のうちからライバルと差をつけたいと思いませんか?

高3になっても焦らないですぐに過去問演習をできるようになりたいですよね?

そう思っている高校1年生には早い時期から英語を勉強することを強くお勧めします!!

正しい英語の勉強法を早いうちから身につけることで、大学受験をクリアするハードルは格段に下がるんです!!

文系の方は英語が一番!という程大事になってきますし、理系の方であっても英語はとても大切です。

この記事を書いている管理人は理系ですが、私以外の周りの理系の人の中には受験で英語が苦手な人がとても多かったです。さらに大学で研究活動をする際も英語の論文を読むことがあるので、英語ができることはメリットしかないですね!!

高校1年生の今、しっかりとした基礎を築くことで、2年生、3年生になったときに大きなアドバンテージを持つことができます

しかし、高校1年生がやるべきことはたったの3つ(またはプラスでもう1つ)で十分だと思っています。

そこまで歯を食いしばってがむしゃらにやる必要はないです。ただコツコツを継続して続けることは必要ですし、気がついた時には大きな成果を手にすることができます。

それでは具体的な勉強法を見ていきましょう!

高校1年生が英語を勉強する重要性と目標

ところで、高校1年生の皆さんは英語を学ぶことがなぜ重要か、考えたことはありますか?ここでは、中学英語との違いを踏まえながら、高校で英語を学ぶ重要性とその目標についてお話しします。

中学英語と高校英語の違い

中学英語では、基礎的な文法や語彙を学び、日常会話や簡単な文章の読み書きが中心でした。例えば、基本的な文の構造や、簡単な表現方法を学びました。しかし、高校に進学すると、英語の学習内容は大きく変わります。その違いは以下の通りになります。

高度な文法と語彙の習得

高校英語ではより複雑な文法や豊富な語彙を学ぶことになります。つまり中学英語は高校英語を学ぶための基礎にあたります。

例えば必要な語彙で比べてみます。

一般に高校受験の英語を攻略するのに必要な単語数は1200~1500語と言われています。

しかし!大学受験の英語を攻略するにはおよそ4000~6000語必要とされています。さらにこの数字は平均的な偏差値の大学の受験で求められるものです。

これが早慶や東大などの超難関大にもなると倍の9000~12000語必要になるとも言われています。

長文読解の強化

高校では、長文読解が重要な学習項目になってきます。

高校受験と大学受験では長文問題の字数が倍以上も違ってきます。

一般的な高校受験の長文問題の平均的な字数は1000字もないですが、大学受験にもなると3000~4000字は当たり前です。

大学入試共通テストでは長文の単語数は5000~6000語と言われています。

さらにさらに、大学入試問題では設問もすべて英語であることもあるので、高校受験の時よりも難易度が格段に上がっていることが分かります。

英作文の練習

国立大学の二次試験では自由英作文が出題されることがよくありますが、近年では私立大学でも出題されるケースが増えてきました

ただこの分野はすこし対策するだけで簡単に点が取りやすいものでもあります。

自由英作文の対策が本格的に必要なのは文系の人が多いかもしれませんが、当てはまりそうな人は高校2年生の終わりから3年生にかけて対策すればいいでしょう。

高校1年生の英語で勉強するべきたった3つのこと

ここまでは、中学英語と高校英語の違いを説明しましたが、それを踏まえて高校1年生では何をすればいいのか?

結論から申し上げますと、主に「中学英語の復習, 語彙, 文法」の3つだけを勉強すればいいと思っています。

さらに余裕がある人だったりやる気のある人はプラスアルファで「構文」の勉強もするといいと思います。

逆に、それら以外の長文問題の演習などはやる必要はないと感じています。

ではなぜこれらの勉強が必要になってくるのかの理由と長文演習の不必要性をそれぞれ説明したいと思います。

中学英語の復習

上記であげた3つのうち一番優先順位が高いものだと思っています。

その理由はシンプルで「英語は積み重ねの教科だから」です!

まぁ英語に限った話ではないのですが、中学で勉強した内容は当然高校でも登場します。

さらに言うと、中学で扱った内容はできている前提で高校の内容は進んでいきます。

大学受験で英語を武器にできた人ならわかると思いますが、中学英語は“基礎”なんです。

中学英語の内容がわかって土台を作っておくことで、はじめて高校英語の内容がスムーズに理解できるようになるんです。

もし今の時点で中学英語に少しでも不安があるなら復習することをお勧めしますし、その期間は高校英語の勉強は無理に進めなくてもいいと思います。

期間は長くても3カ月ほどで終わるように計画を立てて次のステップに進みましょう!!

語彙

中学英語の復習を終えた、または中学英語はもう大丈夫だという皆さんは、「語彙, 文法」の勉強に取り掛かりましょう。

志望する大学のレベルにもよるのですが、初めに理想をいうと、高校1年生のうちに志望大学で要求される英単語レベルの7~8割は覚えきってしまいましょう。これは単語・熟語両方です。おすすめの単語帳はこのあと発表します。

なぜかというと前述した通り大学受験では数千単語覚える必要があります。それらの単語を高1, 高2で覚えきれなかったら高3で急いで覚える必要に迫られます。

さらに勉強しなきゃいけない科目は英語だけではないですよね。数学や国語や理科などがあり、それぞれの科目でも覚えなきゃいけない知識がありますよね?

高校3年生になってからは知識を詰め込む期間ではなく、持っている知識を使って思考力を鍛える期間です。

高1の終わりには少なくとも7~8割の語彙は覚えるようにして、足りない部分を高2の終わりまでに完璧にしておくと、高3になってから圧倒的なスタートダッシュを切ることができます!!

文法

高校英文法もなかなかレベルが高いもので、中学までは英語が得意だったのに高校に入ってから英語が苦手になった人のほとんどは文法が原因になっています。

できれば高校1年生の間に高校英文法は終わらせてしまうのがベストだと思います。

普通の高校のカリキュラムは高1の間に英文法はすべて終わらないようになっていると思うので、独学にはなってしまうのですが、予備校に通う, スタサプなどの通信教育を活用する, 周りの英語ができるお友達に聞く, 学校の先生に聞く, など様々な方法を駆使しましょう。

以上の3つを高校1年生のうちにマスターするだけで残りの高2と高3がびっくりするほど楽になります。ただ、以上の3つをやるうえでもう少し英語に磨きをかけたい人に向けて「構文」の勉強をお勧めします。

構文(+α)

なぜ「構文」の勉強をする必要があるのでしょうか?中学の時には特別な「構文」の勉強はしていない人が多いと思います。

なぜ勉強する必要があるかというと、「受験を突破するのに必要な読解レベルが格段に上がるから」です。

MARCHや早慶や東大といった難関大になってくると、入試問題の長文の題材に海外の論文や小説をそのまま引っ張ってきたりすることがあります。とんでもないですよね(笑)。

そのような難解な文章を読めるようにするためには、長文読解や複雑な文構造を読むのに必要なテクニックを学ぶ必要があります。これが「構文」の勉強になります。

ただ、この勉強は英文法の勉強に手をつけてる人におすすめします。英文法の知識を持っている上で勉強すると絶大な効果を発揮するものなので、文法の前に構文の勉強をしても効果は薄いと思います。

そのほかの対策はしなくてもいいのか?

語彙, 文法, そして+αで構文の勉強をお勧めしましたが、ほかの分野の勉強は本当にしなくてもいいのでしょうか?

たとえば、長文対策, 英作文, リスニング, 過去問演習などがあります。

結論から言えば、しなくても大丈夫です!なぜかというと、それらの勉強は語彙, 文法の勉強が終われば一瞬で伸ばせる分野だからです!!

上記の分野を一日でも早く得意にしたいという気持ちはとてもとてもよくわかります。志望大学のレベルが上がるほど、上記の分野の攻略難易度は跳ね上がりますよね。

特に長文です。長文は平気で見開き1ページ分の文章を読ませてくる大学もあります。早慶や東工大などの難関国立なんかがそうですね。

長文, 英作文, リスニングに共通していることは語彙, 文法という2つの大事な土台がないと太刀打ちできないということです。

2つの土台がないと読めない・書けない・聞けないのトリプルパンチをくらいます。

まずは、語彙・文法の知識を高校1年生のうちに出来るだけ多く詰め込みましょう。

それ以外の分野は2年生から始めても全然遅くないです。

各分野のおすすめ教材

ここまでで何を勉強すればいいのかがわかりましたよね。それでは各分野のおすすめ教材を紹介していきたいと思います!わたしが実際に使った経験のあるものばかりなので、自信を持ってお勧めできます!!

文法

私は英文法の勉強には3冊ほど使いました。

まず、文法書として「総合英語 Evergreen」を使いました。この本は大学受験に必要な英文法をほぼすべて余すところなく、基礎から発展まで網羅している本です。

つまりここに書いてあることをすべて丸暗記してしまえば、大学受験の文法問題はもうクリアです。

しかしこの本、とても分厚いです。使ったことがあるのでわかりますがとても読み進めるのがつらいです(笑)。

じゃあなんで使っていたんだよというと、私はこの本を辞書のように使っていました。

つまり、わからないことがあったら、この本を出して詳しい解説を読んでわからないところをつぶすということをしていました。

なので必ずしも毎日使っていたわけではないです。

じゃあ日々の勉強でどういう参考書を使っていたのかというと、「渡辺の基礎から受験までとことんわかる英文法」を使っていました。

この本は東進の渡辺先生が書かれた本で英文法を基礎レベルから教えてくれます。

Evergreenより簡潔にまとめられているので、まずはこの本から読んで理解するようにしていました。

そして、各文法の単元が学習できたら問題演習をして勉強したことを身につけたいですよね?

そんなときに私は「Next Stage[ネクステージ]英文法・語法問題」を使っていました。通称「ネクステ」と呼ばれるやつです。

この問題集は文法の問題集の中でも網羅性が高く、文法問題以外にも「イディオム」や「会話表現」などの問題もあるので、私立大学や共通テストの問題にもしっかり対応することができます。

語彙

語彙をみにつける単語帳は私は3冊使いました!

一つは英単語ターゲット1900です!この単語帳は大学受験では定番中の定番で、私大から難関大のレベルをカバーできる優れもの単語帳です。

セクションが100単語ずつで区切られており、入試に必要な順番に単語が並んでいます

入試に出る順に単語が掲載されているので、単語の基礎に関してはこの一冊だけで十分です!

また、「1900語はちょっと多いかも…」と感じる人は中堅私大レベルまでの単語がカバーされている「英単語ターゲット1400」がおすすめです!

また、熟語に関してもターゲットシリーズの「英熟語ターゲット1000」を使いました!

この本は結構すごいです。この本をやるだけで英熟語に関しては一切困らなかったです。

やはり1000個もあるので網羅性が高く、音源もついているので聞きながらの勉強も可能です。

またこれらの単語帳が終わったら、「英検準1級 でる順パス単」をやっていました。

この単語帳は受験生時代にはすべて覚えきれなかったですが、最初の方だけやっていました。

この単語帳ではターゲットにのっていないが、入試で見かけるような単語が並んでいるので、私にとってはかなり有益でした!

この単語帳は、英語が好きな方や志望している大学が難関私大の方におすすめです!

構文

私は英語構文の勉強にとてもお世話になっていた本があります。

それは「基礎英文解釈の技術100」です。

この本は長文で出てくる複雑な文章を読むために必要なテクニックがぎっしり入っています!

この本で登場する例題100題にすべて詳しい解説がついているので、読み込むことで英文解釈エッセンスを体得することができます。

英語勉強を続けるコツ

ここまでで、何を勉強すればいいか、何の教材が有効かについてを解説しました。

ここからは実際に英語を勉強する時のモチベーションの維持の仕方や勉強を続けるコツを紹介していきたいと思います。

楽な勉強方法を見つけよう

私の主観ではありますが、英語はほかの教科に比べてかなり楽に勉強できる教科だと感じています。

数学や理科は計算式を紙いっぱいに書きなぐってうんうん考えなければいけないですよね。それが嫌で数学を避けている人は多いと思います。

一方、英語は言語の勉強なので、紙に書かなくても勉強する方法がいくつかあります。

例えば、単語の覚え方に関してです。最近販売されている単語帳のほとんどは赤シートがついていて、単語も赤文字になっているので、単語帳を開くだけでセルフで簡易的なテストができます。そのテストも別に紙に答えを書かなくても覚えているかは確認できます。

覚えてなかった単語は単語帳にちょこっと印をつけてあげると、ざわざわ紙にリストアップさせる必要もないです。

さらに、単語を覚えるのも見て覚えることができればどこでも勉強できますよね。

「単語を見て日本語を思い出す→思い出せなかったら日本語を見る」という1単語5秒ほどで終わる作業を一日で何回も繰り返します。

仕組みとしては、人間の脳にある何回も思い出したことや復習したことを強く記憶する性質を利用しています。何回も思い出す作業ができるのであれば紙に書かなくてもいいですよね?

別の例として、音読があります。文法の勉強をするときに覚えたい用法があるとします。

そのときその用法が使われてる文章を丸ごと音読するんです。

何日かに分けて何回も何回も同じ文章を読み込みます。短期間で復習と思い出しを何回もすることで脳が正しい英文パターンとして記憶してくれるわけです。

そうすればこれもわざわざ紙に書きなぐって暗記する必要もないんです!

音読に興味を持ってくれた方にはこちらの記事でより詳しく解説しています↓↓

このように英語では何も書いたりしなくても勉強する方法がたくさんあります

単語の勉強なら移動中でもできるし、家に帰って文法の勉強するのがめんどくさいと感じるならベッドでゴロゴロしながら音読学習もできますよね。

もっと勉強というのを楽にする方法を考えるのも、受験を乗り越える秘訣だと思います。

ルーティーンを作ろう

英語に限った話ではないですが、成果を出したいと思ったら継続的な学習が必要です。できるだけ日単位の休みをいれずに継続的に英語に触れることを考えましょう。

英語は言語なので、使わなければ忘れます。10年前にブレイクして最近全く見なくなったお笑い芸人さんの名前は覚えていますか?ぼくはほとんど覚えていません(笑)。

忘れない程度の頻度で英語に触れることはとても大事なんです。だからって絶対に毎日何時間も英語の勉強をしなきゃいけないのかというそこまではしなくていいです。

ただ日々の生活の中にルーティーンとして1日10分でも英語に触れる時間があるといいと思います。

たとえば、学校への移動中の単語学習や夜の寝る直前に眠くなるまで英文法の本を読むとか何かしらの形で英語に触れる機会を作ってみてはどうでしょうか?

過去問を見てみよう

「え、過去問は高1で解かなくていいって言ったじゃん」って思った方いると思います。

確かに根本的な英語力の向上には今の時期にまだ過去問は早いかもしれません。

ただ、志望大学が決まっている方にとって、過去問は見るだけでもモチベーションにつながりますよね。

今は解けなくても問題を見て「受験日にはこれを解けるようになってなきゃいけないんだなぁ」と思いやる気になって勉強が捗る。

過去問にはそういう解かない使い方もできるんです。

志望大学がすでに決まっている方は一冊買ってみたり、学校の図書館で手に取ってみてはいかがでしょうか?

まとめ

高校1年生の皆さん、大学受験に向けて今から始める英語学習は将来の大きなアドバンテージになります。高3になって焦らないためにも、早いうちにしっかりと基礎を築いておきましょう。復習になりますが、高1で重点的にやるべきことは主に以下の3つです

  • 中学英語の復習
  • 語彙
  • 文法
  • 構文(+α)

これらの勉強を高校1年生のうちにしっかりと行うことで、高2、高3が驚くほど楽になります。

大学受験は長い道のりですが、今からコツコツと努力を続けることで、大きな成果を手にすることができます。この記事が皆さんの英語学習の一助となれば幸いです。英語力を着実に向上させ、大学受験での成功を目指しましょう!

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